■ 食の安全空間 西宮冷蔵 水谷洋一社長(第一回)
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主要取引先の不正を告発するという前代未聞の行動で一躍ニュースの人となった西宮冷蔵(兵庫県西宮市)の水谷洋一社長。告発当時の報道の騒乱ぶりを面白おかしく聞かせてくれる様子は落ち着いて見えました。「テレビの中継車、新聞社の黒塗りが会社の回りにズラ〜ッでっせ。祭りかいな、と思いました(笑い)」。持ち前の明るさと気丈さ、そして関西人独特のサービス精神で記者を気遣う水谷社長ですが、実はこの頃すでに会社にとって事態は悪化する一方でした。
取材から2ヶ月後の7月、輸入牛肉を所管する国交省神戸運輸管理部の事務所で水谷社長は怒りのあまり机を蹴り上げます。
「不正を告発して何で営業停止や!」
15日間の営業停止処分。理由は、「輸入牛肉を国産と偽ったうその在庫証明を提出した」というものでした。雪印食品の偽装に西宮冷蔵の社員が加担したという理由ですが、この行為は立件されておらず、水谷社長は「やられた」と感じました。
わずか15日間、ではありません。15日間営業できないということは、その間、食品業者は商品の出し入れが不可能になります。食料品を扱う冷蔵庫会社ですから、15日間の営業停止はまさに致命的。さらにじわじわと首を締め付けるかのように実際の営業停止は同年11月に行われました。
「こら、あかん」
取引先は離れ、冷蔵倉庫の中は空っぽ。1937(昭和12)年創業の西宮冷蔵は、02年11日、13憶の負債を抱えて廃業に追い込まれます。
第二回に続く
兵庫県西宮市 西宮冷蔵 0798−35−1234
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【昭和の記録】
昭和30年代前半大卒者の平均初任給は
およそ1万3千円。これに対し当時のお米
代(10s)が約800円。お給料の4割近くが
米代にあてられていたんですね。
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